恋愛王子の落とし方
「おはよ」

昇降口に行くとミナと鞍田くんが立っていた。

ん?

もしかして…………?

「私たち、付き合うことになった」

「そ、そうなの!?よかったね!」

「七瀬のお陰だよ。本当にありがとう」

えへへ。

そう言われると嬉しいな。

「…………ミナ!」

丁度、サキが来た。

サキはこの状況を見るなり、走ってきたのだった。

「ミナ、おめでとぉ~」

サキの目が潤んだ。

「ありがとな。カナ、サキ」
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