恋愛王子の落とし方
次の日の朝、私は決心した。

ヒナタに伝えるって。

これは言わないといけないって。

こんなにも大切にしてくれるのに言わないなんてあり得ない。

だから、そのためには。

あいつと決着をつける。

着替えて、そいつの家に行った。

今さらながら緊張する。

でも、真意を確かめないとお姉ちゃん代表として許せない。

まあ、血縁関係はないんだけど。

それでも小さい時から一緒にいたし、そんなことはダメだと思う。
< 276 / 334 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop