恋愛王子の落とし方
家に戻るとすぐヒナタにメールした。

《話したいことがあります。明日の朝、ヒナタの家に行ってもいいですか?》

返信はすぐに来た。

《りょーかい。待ってる》

ヒナタはもしかして分かってたのかもしれない。

ごめんね。

私はヒナタやユキの気持ちを分かってなかった。

そう思うと涙が出てきた。

不器用でごめんね。

何にも分かってなくてごめんね。

涙は止まることを知らず、私の頬にを流れていった。
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