恋愛王子の落とし方
下校時刻となり、私たちは帰った。

でも、ミナは教室に残ると行って帰ろうとしなかった。

結局いつものとこは分からないし、何を話すのかも分からない。

二人なら仲直り出来る、そう信じて眠りについた。

その日はたまたまなのか、ヒナタが出てきた。

何かを必死に伝えようとするヒナタ。

でも、私には何も届かず。

そのままヒナタは消えてしまった。

胸騒ぎがする。

何かが起こる前触れのような気がする。

ヒナタとずっと一緒に居たい。

そんな願いは消えていく。

そこで目を覚ました。

まだ、夜だった。

「あれ?」

夢の内容は覚えてないはずなのに、涙が溢れる。

本当に私、どうしたんだろう。
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