恋愛王子の落とし方
誰も俺に話しかけなくなった。

それから、変な噂も流れた。

俺とカナが別れた。

どうでもいい。

俺には関係ない。

もう、何でもいい。

どうなろうと知ったこっちゃない。

否定も肯定もしないので、より信憑性が高くなってしまった。

しかも、カナは俺のことを覚えていないのでもちろん否定する。

だから、必然的に別れたということになった。

でも悲しみもなくなっていたので何も思わなかった。

< 313 / 334 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop