恋愛王子の落とし方
「あっ…………ああ!!!……………はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

「カナ!」

もがき苦しんだ。

でも、思い出せるならいい。

「はぁ、はぁ、はぁ………………ヒナタ?」

「カナ…………!」

ヒナタは私に抱きつき声を上げて泣いた。

こんなヒナタ見たことない。

でも、私のことをこんなにも思ってくれてたと思うと嬉しかった。

それから医師の診断を受けて、数日後に退院した。
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