恋愛王子の落とし方
「ねぇ、カナ」

「ん?」

呼ばれて、ヒナタの方を向いた。

やっぱりヒナタが好き。

この感じも感情もヒナタが作り出してくれた。

「カナってバカだよね」

「うるさいわね」

ヒナタに抱きしめられた。

触れたときの体温。

感じる心拍数。

もう、全て。


好き。


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