恋愛王子の落とし方
「宮島くん」
「んー………っ!」
部屋に入ると宮島くんがゲームしていた。
私が部屋に入ると驚いてまじまじと見てきた。
「どうしたの?」
「…………あまりにも先輩が可愛すぎて」
「あんたが選んだんでしょ!」
ほんと、自分で選んどいて赤くなるなんておかしいでしょ!
それぐらい分かるでしょーよ。
「てゆーか、これいいの?お姉さんの服と小物でしょ?」
「それ、姉ちゃんが捨てようとしてたやつ。だから、返さなくてもいいよ」
こんな可愛い服なのに?
「てか、貰って。また俺と会うとき着てよ」
えー。
恥ずかしいんだけど。
せっかくだし貰お。
なぜなら、うちは貧乏だから。
家は中古の一軒家。
お母さんが死ぬ気で買ったんだ。
ローン返済も残ってる。
だから、贅沢出来ない。
服もお母さんのお古ばかり。
たまにはこういう服も着てみたいな、なんて。
「んー………っ!」
部屋に入ると宮島くんがゲームしていた。
私が部屋に入ると驚いてまじまじと見てきた。
「どうしたの?」
「…………あまりにも先輩が可愛すぎて」
「あんたが選んだんでしょ!」
ほんと、自分で選んどいて赤くなるなんておかしいでしょ!
それぐらい分かるでしょーよ。
「てゆーか、これいいの?お姉さんの服と小物でしょ?」
「それ、姉ちゃんが捨てようとしてたやつ。だから、返さなくてもいいよ」
こんな可愛い服なのに?
「てか、貰って。また俺と会うとき着てよ」
えー。
恥ずかしいんだけど。
せっかくだし貰お。
なぜなら、うちは貧乏だから。
家は中古の一軒家。
お母さんが死ぬ気で買ったんだ。
ローン返済も残ってる。
だから、贅沢出来ない。
服もお母さんのお古ばかり。
たまにはこういう服も着てみたいな、なんて。