“愛”の色は、何色ですか?


早苗さんが“ポン”と置いたコンビニの袋。

その中に、良い匂いが立ちこめる容器が3つ入っていた。



「いやぁ~マジで腹減ってたんですよ。
ね!真田さん。」

「・・・お・・おう。」





「真田君。」


「・・・・・・・ん?」


「・・・ありがとう・・。

私は刑事としてやってはいけない事をしようとしてた。

・・“真実”から逃げようとした。」


「・・・・・・・。」


「・・・早苗・・・お前・・・。」


「うん。」


「・・・・・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・・。」


「・・・シャンプー変えたのか?」


「・・・・・・・・はぁ??」


「いやあの時、否が応でもお前の髪の毛が俺の鼻に当たるから。

“あれ?パンテーンの匂いがする”
って思って。

お前、TSUBAKI使ってたんじゃなかったっけ?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

「ちょ・・真田さん。」



「この・・・この変態スケベ!!!」


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