私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「あっ、いえ……。
ならいいいんですか、毎日車通勤とか」
飲んだとき困るから電車通勤併用だったのだ。
それを毎日車にしたら、不便じゃないんだろうか。
「いい。
チーを送り迎えしないといけないからな」
本当にいいんだろうか。
いや、よくない。
もう癖になってしまった自問自答をする。
別に私は送り迎えしてもらわなくたって、ひとりで通勤できる。
どうしても心配なら、遅くなった日だけ一緒に連れて帰ってくれればいい。
けれど言ったところで俺がいいんだからいいとかまた言われそうなので、諦めた。
それに正直、満員電車で潰されそうになりながら通勤するより、車で、しかも助手席に座っているだけの方がずっと楽だし。
特に話すこともないので、ぼーっとしていた。
佑司も黙って運転している。
ちらっと見た、ハンドルを握る左手薬指には指環。
もちろん、私も同じ指に。
ならいいいんですか、毎日車通勤とか」
飲んだとき困るから電車通勤併用だったのだ。
それを毎日車にしたら、不便じゃないんだろうか。
「いい。
チーを送り迎えしないといけないからな」
本当にいいんだろうか。
いや、よくない。
もう癖になってしまった自問自答をする。
別に私は送り迎えしてもらわなくたって、ひとりで通勤できる。
どうしても心配なら、遅くなった日だけ一緒に連れて帰ってくれればいい。
けれど言ったところで俺がいいんだからいいとかまた言われそうなので、諦めた。
それに正直、満員電車で潰されそうになりながら通勤するより、車で、しかも助手席に座っているだけの方がずっと楽だし。
特に話すこともないので、ぼーっとしていた。
佑司も黙って運転している。
ちらっと見た、ハンドルを握る左手薬指には指環。
もちろん、私も同じ指に。