私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
桜が完全に葉っぱになって鯉のぼりが泳ぎだした頃、お姉ちゃんが帰ってきた。
いっぱい、お話ししてくれることを聞く。
僕にはちっとも、わからないけれど。
もうどこにも行かないよね、ずっとここにいるよね。
そう思ったのにお姉ちゃんはまたすぐにいなくなった。
お姉ちゃんが帰ってくると嬉しい。
お姉ちゃんがいなくなると悲しい。
そんなことを繰り返し、……その夏。
「……一護」
帰ってきたお姉ちゃんは、凄く元気がなかった。
「私、最低なんだ。
彼をいっぱい、傷つけた……」
お姉ちゃんが泣いているのは僕も悲しくて、顔をべろべろ舐める。
いつもならくすぐったいってすぐに泣きやんでくれるのに、お姉ちゃんはいつまでも泣きやんでくれなかった。
「私には一護だけいればいい。
一護、大好きだよ」
いっぱい、お話ししてくれることを聞く。
僕にはちっとも、わからないけれど。
もうどこにも行かないよね、ずっとここにいるよね。
そう思ったのにお姉ちゃんはまたすぐにいなくなった。
お姉ちゃんが帰ってくると嬉しい。
お姉ちゃんがいなくなると悲しい。
そんなことを繰り返し、……その夏。
「……一護」
帰ってきたお姉ちゃんは、凄く元気がなかった。
「私、最低なんだ。
彼をいっぱい、傷つけた……」
お姉ちゃんが泣いているのは僕も悲しくて、顔をべろべろ舐める。
いつもならくすぐったいってすぐに泣きやんでくれるのに、お姉ちゃんはいつまでも泣きやんでくれなかった。
「私には一護だけいればいい。
一護、大好きだよ」