俺、鈴木かずやは生徒と不倫しています。
「来るか?」



部屋に誘うと少し下を向きながら




うんと




うなずいた。






「お前、入ってきたってことは分かっているよな?」





と少しSになってみる。





えっえっと戸惑いながら、



「え?わかんない」




とすっとボケるまりな。




「襲ったりしないから。冗談だよ」




というとなぜかまりなは少し残念そうな顔をしていた。




まりなは部屋を出ていき、おれはキャリーケースから荷物を出す。





化粧水に乳液、香水と机の上に並べ、俺の部屋の完成だ。




ノックをされ




「ななせだよー」





の声。



「先に下行ってて」





と返し準備をする。







降りていくとまりなは結んでいた髪をほどき、下ろしていた。



その小さなギャップに一瞬ではあったがドキッっとしてしまった。



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