俺、鈴木かずやは生徒と不倫しています。
気持ちいい風が部屋に入ってくる。


まりなはちょこんとベットに座りながら



「優しいね」


とニコっとしながら俺に言ってくれた。




優しいなんて人に言われたことなどほとんどない。



もちろん、奥さんにも言われたことなんてない。


だから、まりなに言われた何気ない言葉だったが俺にとっては、新鮮で素直で嬉しかった。



時刻は2時。


少し眠たそうなまりなに


「帰るな」


と帰る準備をして、部屋を出ようとした時


まりなの耳元で



「今日のことは絶対に内緒だからな」



と言って部屋を出た。
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