俺、鈴木かずやは生徒と不倫しています。
ある日の休日。



「今日は祐也帰ってくるんだな」




「そうだね。どんな子連れてきてくれるのかしら」



そう、今日息子である祐也が彼女を連れて帰ってくるというのだ。



彼女と言っても
もう、来月には結婚する予定の子だ。




「ただいまー」



と言って帰ってきた。


「お邪魔します」


と言って祐也の後ろを歩いてきた子は
美人で、礼儀のあるいい印象の子だった。



「おい、親父。見すぎだ」


と注意されるほど、見飽きない顔だった。


「お前にはもったいないな」



と場は盛り上がる。
すると


「ただいまー」



と言って帰ってきたのは娘のあかり。


「あれーなんで帰ってきた?」


と疑問に思う京香。


「俺が呼んだ」


と言う祐也。



そして、新しく迎えた祐也の奥さんと家族で楽しく過ごした。


久しぶりに楽しいと


心から思えた。




楽しくお酒を飲んでいると携帯が鳴る。


相手はまりなだった。



俺は


「仕事の電話だ」



っと言ってリビングを離れた。



開けると


先生…触れたい




の一言だけが入っていた。


俺は一瞬にして酔いが醒めて


もう少しだけ、我慢して



だけ返してリビングに戻った。
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