俺、鈴木かずやは生徒と不倫しています。
まりなはどんな顔をしてやってくるのだろうか。



でも、ここで、まりなのことを前みたいに迎えてしまったら、せっかく前に進んでいっているまりなの気持ちをもとに戻してしまうのはダメだと思い、普段別に仲が良くない生徒に接するように接しようっと決めたのだった。



まりならしき人影が扉の向こうで動いている。



俺は資料を持って、扉を開けると

まりなの姿があった。


まりなの顔は笑っていた。


かわいかった。

まりなが笑うと、俺の悩み事がああこんなにもちっぽけなんだっと思ってしまうほど、まりなの笑顔は素敵だ。




まりなはいつものように教室に入ってこようとしたが俺は



「はい、外に出る」


っと言うとまりなの上がっていた口角は一気に下がった。


「これ、よろしく。配っといて」



っと言うと

聞こえるか聞こえないかの声で



「はい、わかりました。ありがとうございます」



っと言ってその場をはなれていった。



まりなは泣いていた。



ああ、追いかけて思いっきり抱きしめてやりたい。
でも、まりなのことを一番に考えたとき、その行動はとってい行けないといい唱えた。


まりなは俺の方を向いて話してくれたのに、俺はわざと目を合わさずに会話をした。





俺の心はズキズキと痛かった。




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