俺、鈴木かずやは生徒と不倫しています。
それから、何度かの会議があった。


意外とスムーズに進めることができた。

そして、いよいよ研修が明日に迫った。



「さー、とうとう明日だな!忘れ物ないよーに!」



そういって終了した。



「ねぇ、鈴木」



と声をかけてきたのはななせではなくまりなだった。



「なんだ?まりな」



「あのさぁ、2泊3日用のキャリーなんだけど貸してくれん?」


「あーいいけど。おまえどうやって荷物持ってくるん?」


「リュックに入れてくる」


「わかった。持ってくるわ。持ってくるけど中身は俺が確認してええやろ?」




とあまりにもばかばかしくて笑いながら言う。




「は?なに馬鹿なこと言ってんの?」

半ギレのまりなは眉間にしわが寄っている。



「やから、キャリーもって来るから下着の確認しとくわ」


「まじ、最低」


キャッキャ笑いながら言うまりなは本当にかわいかった。






残業はせずに家に帰り明日の準備をし始める。





「あれ、パパ。あしたどこか行くの?」



「おう、あれ行ってなかったか?明日から3日間出張や」


「そうなの!?先に言ってよ」


「ごめんごめん」


奥さんと話しながら明日まりなに貸すキャリーの準備をしていた。


写メを取りトーク履歴でまりなを探す。




トプ画がななせとのプリクラで微笑ましい。





こんなんでいいか?




と写真付きで送った。



するとすぐに既読が付き



うん!大丈夫!ありがとう



と来た。



なにげなく




「わかった。これでお前の下着チェックできるわ」



と送ってみる。

またすぐに既読が付き




「まだ言ってるん?早く寝な」




そう、まりなに言われ素直に従った。
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