それは白い華
眩暈
逢えるの?
逢えないの?
迎えに行くよ
きっと来ないわ
必ず行くよ
もう遅いわ
時間を気にする子ではないだろう
…じゃ、待つ
うん
相手の顔を覗きこんだ
陰になっていてはっきり見えない
手を延ばした瞬間
夢の世界からもどされた
「またか…」
多分私は泣いていた
目覚めても、胸に甘い痛みがある
いつからだろう
こんな夢を見るようになったのは
現実にはありえないわ
それとも願望なのかしら
そうね
今のすべてにうんざりしてるからかもね
また朝がきた
永遠に朝なんて
こなければいいのに