【短】はぴねす


そして、そのまま場所も変えないで、温もりを求め合った。

まるで埋められない距離を、埋め尽くすかのように、どちらからともなく夢中で…愛し合った。


「ね、ゆーと…」


その呼びかけに、ソファーの上で気だるそうに視線だけをあたしへ向けている侑斗に、今日、何度目かのキスをして。


「もっと、二人でいようね?」


囁くと、少しだけ照れ臭そうに笑って、侑斗もキスを返してくれた。


「二人じゃなきゃ、やだ」


なんて、可愛い我儘付きで。





Fin.




< 12 / 12 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

王子様が、私だけに甘過ぎます!

総文字数/15,122

恋愛(学園)10ページ

表紙を見る
表紙を見る
痛い痛い、恋をした。

総文字数/6,824

恋愛(キケン・ダーク)8ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop