【短】はぴねす
そして、そのまま場所も変えないで、温もりを求め合った。
まるで埋められない距離を、埋め尽くすかのように、どちらからともなく夢中で…愛し合った。
「ね、ゆーと…」
その呼びかけに、ソファーの上で気だるそうに視線だけをあたしへ向けている侑斗に、今日、何度目かのキスをして。
「もっと、二人でいようね?」
囁くと、少しだけ照れ臭そうに笑って、侑斗もキスを返してくれた。
「二人じゃなきゃ、やだ」
なんて、可愛い我儘付きで。
Fin.
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何だかよく分からないけれど…。
気付いたら。
学園一の「氷の王子様」と称される男子、
一条光樹(いちじょうみつき)に目をつけられ。
「かわいいね」
毎日、毎日、そう言われ続けています。
なんで?
他の人には酷く冷たいって聞いているのに。
そう聞くと、いつも返ってくるのは同じ言葉。
「だって、葉子が可愛いのが悪いんだよ」って。
私、永井葉子(ながいようこ)は、
平々凡々な普通の女の子。
どこにでもいるようなそんな私に、
彼はなんでこんなに優しくするの?
全然彼の意図が分からない。
氷よりも冷たい?イケメン俺様男子
一条光樹(いちじょうみつき)
「葉子が好き過ぎて、ヤバい」
×
恋愛には逃げ腰な平凡?女子
永井葉子(ながいようこ)
「好きって、本当…?」
とにかく毎日が甘過ぎて…。
本当に、王子様が私だけに甘くて困ってます。
☆START:2019-11-14☆
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「こんな気持ち、いっそ失くなれば…」
いつもいつもいつも、そう思っていた。
愛してるから、もう。
愛し過ぎてるから、もう。
本当は傍らにはいられないのに。
それでも、"此処"へと戻るのは…。
貴方に未練があり過ぎる、
私の罪…。
津田夏音(つだあかね)
×
吉村渉(よしむらまなぶ)
「キミをいっその事俺色だけに染めてしまたい」
「私は貴方のその腕の中に身を埋めたい…」
出来るなら。
出来る事ならば…。
出来るだけ時計を巻き戻して、二人…。
もう一度出逢いから始められたら…。
今はもうそれを、心から祈るだけ。
START: 2022-11-04
END:
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ねぇ、貴方に言いたい。
しっかりと私の目を見て?
24時間、愛は保たない…。
愛は保たないのよ?
何時までも、子供のように純粋に。
恋を語るなんてそんな事を繰り返す。
貴方はこの狂おしい程の、
私の瞬間の愛を見届ける事は出来ないのね。
きっとずっと…。
「キスをしよう、ありったけのキスを…」
「此処に今ある問題は、それどころじゃないわ」
誤魔化されない、もう、二度と。
愛されることの喜びよりも、裏切られる感傷を、
知ってしまった私に貴方は未だ微笑む。
心底愛しそうに、醜く微笑んで…。
恋愛を諦めた女…。
塚本亜弓(つかもとあゆみ)
×
倦怠期に気付かず彼女を傷付けた男…。
大竹英昭(おおたけひであき)
本当に、二人の愛は24時間保つことは出来ない…。
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