そんなあなたが大好きでした。
そして、どうしようもなく苦しいのは


私も蒼ちゃんと同じ気持ちだから。




別の子の話なんてしないで欲しい

好きな子と話す時だけそんな笑顔を見せないで欲しい

私があなたのその眩しい笑顔を守りたい



この胸が締め付けられるような苦しい気持ち
はどうしたらいいのだろう。

告白もできない私にはもう彼らを

応援することしかできないのだろうか。




「だから、この気持ちが揺るがないうちに
気持ちが伝えたいんだ!明日は2人で帰らせてくれないか…?」


惚れた弱みというやつだ。
大好きな人の頼みを断れるはずもなく。


「もちろん!明日は律くんと2人で
時間もずらして帰るね。応援してる。」




そう言いきった私はこれ以上なにか喋ったら泣いてしまいそうで。
私は唇を噛み締めて俯いた。





泣くな。





自分に必死に言い聞かせて
再び2人が歩き出すまで耐えていた。
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