拝啓、私を救ってくれた君へ。
中学校生活が始まってもう3ヶ月がたった。


やっと学校に慣れてきてグループや派閥ができる頃だ。


そんな梅雨のある日


私、暁月 紗良(あかつき さら)は


この生活に疑問を感じていた。


どうして友達という対等の人間が序列をつけられるのか。


正直不思議でたまらなかった。


そしてそんなことを思っているからか


いつしか私は孤立していった。


嫌、正確に言うときっとハブられたのだろう。


つい一週間前までは仲のいい子もいたし


部活で共に頑張る仲間もいた。


でもいつの間にか、私は何もしていないのに。


ひとりになっていた

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