あの空を飛ぶ鳥のように
モンスターを倒しながら城下町に入ると、城下町はたくさんの商人や冒険者の人たちで賑わっていた。
「えっと…ギルド本部は――あ、あれだ」
私は周りを見渡しながら呟いた。そして、私を先頭にギルド本部に向かって歩き始める。私がギルド本部に向かう理由は、私とシャインとメルでギルドを作るため。
「……こんにちは」
ギルド本部に入ると、このギルド本部の受け付けにいる男性が「…いらっしゃい。あなたたちは冒険者ですか?」と私たちに尋ねてくる。
「はい。新しいギルドを作りたいんですけど…」
「分かりました。それでは、入団テストをします。よろしいですか?」
私たちは「はい」と言いながらうなずく。男性は「それでは、ルール説明をしますね」と言って私たちに微笑んだ。
「ルールは、簡単です。今から特殊空間に入ってもらい、その部屋が作り出す擬似モンスターと戦ってもらいます。3人で協力して戦ってください…制限時間は30分です」
「分かりました」
私とシャインとメルは、同時にうなずき、テスト会場に向かった。