天然たらしが本気を出す時。
でも七瀬くんと付き合うことを想像できないというか、あの美少年の隣に立つことが恐ろしいというか。
よくわからない。
でも七瀬くんと話せなくなったら…寂しいと、思う。
多分。
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昨日はあまり寝れなかった。
寝不足のまま学校に行けば
「あっ、小菜ちゃんおはよう」
今日も今日とて可愛い天使様。
「麻里ちゃんおはよ~」
「さっそく今日から始めようねっ」
頑張るポーズをして意気込む麻里ちゃんまじ可愛い。
始めようというのは、昨日話していたことで。
でも本当何するんだろ?
というか、こんな曖昧な気持ちのままこんなことしてもらっていいものなのか…?
そしてやる気満々の麻里ちゃんは
「小菜ちゃんはここに居てねっ」
と言い、七瀬くんの元へ行ってしまった。
行動がはやい…!
「七瀬くん!なにしてるの?」
「化学の課題だよ」
「あ、これ難しいよね。
あとで教えてほしなっ」
「…安藤の方が化学得意だよ」
「そうなんだ!でも安藤くんとあんまり話したことないから七瀬くんがいいな」
………えっと
え?
私はここで待ってれば…いいんだよね…?