天然たらしが本気を出す時。
ミユのその言葉を聞き、隣にいたマイがさらりと髪をなびかせ
「知ってるよ。だから私その時間はちょっとあいつを落としに行ってくる」
と自慢気に鼻をふんっとならした。
そうだった。
マイは好きな人いたんだった。
付き合ったら教えると言われているからまだ知らないけど、どうやら他クラスの人みたいだ。
「やるね~。じゃあ私達は男子のところ行こ!」
とニコニコ笑顔でいうミユに
「そうだねっ」
と麻里ちゃんが賛同する。
………えぇぇぇ。
うそん。
わざわざ男子のところに行くの?えぇぇぇ。
まあ、私は行かなくていっか。
お風呂はいっちゃったし、すっぴんだし、疲れたから寝たいし。
「小菜が行かなきゃ意味ないじゃん!」と駄々をこねるミユを説得して、結局わたしはひとり残ることにした。
のだけれど、現在7時20分。
私以外のみんなは部屋を出て行った、のに
「私の目の前にいるのは誰ですか」
「見た通り」
………七瀬くんがいます。
「知ってるよ。だから私その時間はちょっとあいつを落としに行ってくる」
と自慢気に鼻をふんっとならした。
そうだった。
マイは好きな人いたんだった。
付き合ったら教えると言われているからまだ知らないけど、どうやら他クラスの人みたいだ。
「やるね~。じゃあ私達は男子のところ行こ!」
とニコニコ笑顔でいうミユに
「そうだねっ」
と麻里ちゃんが賛同する。
………えぇぇぇ。
うそん。
わざわざ男子のところに行くの?えぇぇぇ。
まあ、私は行かなくていっか。
お風呂はいっちゃったし、すっぴんだし、疲れたから寝たいし。
「小菜が行かなきゃ意味ないじゃん!」と駄々をこねるミユを説得して、結局わたしはひとり残ることにした。
のだけれど、現在7時20分。
私以外のみんなは部屋を出て行った、のに
「私の目の前にいるのは誰ですか」
「見た通り」
………七瀬くんがいます。