天然たらしが本気を出す時。
ていうか、やっぱりベットに二人で一緒に座るってなんかやだ!
近い!
そう思い、ひっそりそっと七瀬くんから離れようと試みた瞬間
「?っ…」
テレビに視線を向けたままの七瀬くんが私の腕をつかむ。
怖えよ!!せめてこっち見てよ!
かと思いきや、彼はベットに横になり布団をかぶり
ーーーーそしてそのまま私も入らされた。
つまりは気づいたら七瀬くんとベットに横になっていたのだ。
しっかり布団までかぶって。
ーーーーー…………。。ナンデヤネン。
「………ジョウキョウ、リカイフノウ。」
思わずカタコトになってしまう。
そんな私を見た七瀬くんはくつくつと喉で笑い
「一緒にテレビ見よっか」
呑気にそんなことを言う。