先生と準備室
「ごめんって笑笑」

「思ってないでしょ」と言いながら私も

慣れたものだし、と思いそのまま掃除を

続ける。

「優菜〜!ちょっと来てくれ〜」

優菜が仲のいい男子に呼ばれその子の方

に行った。

私は一人で黙々と掃除をした。

(もうすぐチャイム鳴るからさっさと帰ろ、
部活ないし。)

と思って、角のホコリを取ろうとした

時だった。

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