先生と準備室
「っ!はっ…なして!離して!」

「離さない!離すわけないだろ!」

「離してよ!なんで…構うの!」

「佳奈!?先生!
何やってんの!」

優菜がわたしの荷物を持って走ってきた。

先生と言い合いになっている私を見て

驚いている。

「木下、荷物サンキュ。
あいつら帰らせといて。お前も帰れ。」

先生が私の腕を掴みながら優菜に言う。

「なんで私…「いいから帰れつってんだろ!」

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