先生と準備室
「暗いところ…私本当にニガテで、
頭に何も浮かばないくらい、パニックに
なる。今日も怖かった…
それに、先生に子供扱いされてヤだった」

「そっか。可愛い悩みだね」

「んん…もう!先生なんか知らない!」

またスーツをギュッと握って

ポカポカと先生の手を叩く。

「ハハッ、痛いって。痛い痛い!」

先生が痛いって言ってもやめないんだから!

「もう!お仕置きだ!知らないからな」

「え?」
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