先生と準備室
「私、大丈夫って聞いてない。
佳奈…?泣いてもいいんだよ。
悲しいんでしょ?」

「優菜…うぅ…もう…やだよ…
悔しいよ…先生に近づくなって周りから
言われてるみたいで…」

「よしよし。大丈夫大丈夫。
先生は佳奈のことを大事に思ってるよ。
ね?大丈夫だから。」

私は優菜に慰められながら泣き続けた。

今日からしばらく階段の裏の秘密の準備室

には行かなかった。
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