先生と準備室
私も先生が来る前に早く椅子を置かないと、

と椅子を地面に置いた瞬間、椅子と同じ様に

体も倒れた。

「佳奈!!」

優菜が叫ぶ。

「藤井!!」

先生が走ってくれたおかげで私の体は

先生に包まれて地面に付かずに済んだ。

「藤井!」

先生の服の匂いがする…

そんな事しか頭に浮かばない。

「しっかりしろ!藤井!!おい!」

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