先生と準備室
「靴下脱いで!絆創膏貼るから」

私は靴下を脱ぎ、足を出す。

「ッ…」

先生の手が触れるたび痛かった。

「これで大丈夫…。藤井、なんか心当たり
あるか?」

「わかんないけど…さっきのお客さんかも」

「佳奈の接客の人…チャラいし怖そうだったよね」

そう言ってる間に大倉先生はお客さんの

方へ向かっていた。
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