先生と準備室
途中で、電柱にもたれかかりながら

頑張って登校した。いつもなら学校へは、

20分ぐらいで着くはずが30分もかかって

しまった。

「おはよ〜佳奈!
遅かったね!休みかと思ったんだから!」

教室に入ると優菜にそう言われた。

「おはよ…休まないよ…
ちょっと色々あってね…」

もう、正直言うと喋るのも辛い。

頭を思いっきり掴まれてるような痛みで

気持ち悪さも増えている。

「佳奈…?大丈夫…?涙目だけど…」
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