先生と準備室
優菜に言われて気がついた。確かに、

視界がぼやけている。

「大丈夫…」

「ねぇ!どうしたの!?佳奈…!」

優菜に心配され続け、安心したのか

なぜかわからないけど泣き出してしまった。

「うぅ…ごめん…頭痛くて…
耐えられない…」

「ちょっと!保健室行こ!
てか、連れて行くから!」

優菜に体を支えられフラフラとした足取りで

保健室に向かった。

「中川先生!佳奈が!」

保健室の扉をバンッと開け、中川先生
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