先生と準備室
子供、そのワードを聞いてさっきまで反論

できたのに黙り込んでしまう。

「あれ、さっきまでの威勢のいい反論は?」

「…」

悔しくてお腹の上にある湯たんぽを握る。

当たり前だけど、湯たんぽは暖かくて

自分の心の冷たさと比例していた。

「先生の事を考えて行動したら自分が
どうしたらわかるよね」

「それッ…は…」

分かってる。中川先生の言いたいことは。

"別れな"でしょ?先生の教師という
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