先生と準備室
自分から手離した想い
辛い笑顔
あの後一日中、保健室で寝ていて
気がついたら自分の部屋で寝ていた。
お母さんが旅行を取りやめて迎えに来て
くれたらしい。
次の日の朝になり
「お母さん、昨日はごめんね」
朝ごはんを用意してくれているお母さんに
謝る。
「何謝ってるのよ。佳奈が辛そうだった
から心配で旅行どころじゃなかったのよ」
こんな風に私を責めることなく言える
お母さんは本当にすごいと思う。
「ほら、学校遅れるよ?
朝ごはん食べて早く行きなさい」