先生と準備室
それに、なんで誰かに言われたって

わかるの?もうこんなの耐えられないよ。

こんな自分が嫌になって仕方なかった。

中川先生に怯えて自分から大切な人を

切り離した自分が嫌で嫌で仕方なかった。

そのまま、教室に行けるわけもなく

屋上はカギが閉まっている。

どうしよう…そう思いたどり着いたのは

あの部屋で…、そう、階段裏の部屋。

ドアを開けると、今までで、1番寒かった。

泣き続けながら、走ったせいで
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