先生と準備室
「え、」

ここで私が初めて声を出した。

それって私が頼りないってこと?

黒田くんの方が頼れるから?

「それどうゆうことですか?
藤井が頼りないってことですか」

黒田くんも私と思ったことは同じだった

らしい。私が言いたかったこと全てを

言ってくれた。

「違うよ。藤井、バス酔い酷いでしょ。
だから、色々考えてバスの事は黒田に
任せたいんだ」

「え、そうなの?」

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