先生と準備室

揺れるバス


なんとか実行委員の仕事を決め、

ついに当日。

もう、コートを着ないと凍るぐらいの

寒さになってしまった。

あれから先生と話す機会が増えた。

だけど実行委員の事しか話さなくて少し

悲しい思いもあった。

「えー、ここに男子、そっちに女子
並んで〜」

黒田くんが全員をまとめてくれる。

「ごめん。」

「いいの。先生と話もしたでしょ。
バスの事は俺に任せて。」

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