先生と準備室
「なんかね〜バスの座席チェックだって」

私の知らない仕事があった。

「え!?そんなのあるの?それぐらい私が」

「いいから。ほらバス乗って?」

黒田くんは私に譲らせてくれなかった。

「よし、全員いるな。
先生オッケーです。」

黒田くんの声でバスが動いた。

私の席の隣は誰もいない。

通路を挟んで安田先生が隣で。

後ろは大倉先生。

高速道路に乗ってからはみんなバスの運転手

さんが借りてくれたビデオを見ている。

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