先生と準備室
どうしよう…
高速乗ってそんな経ってないのに。

そう言いながらまた背中を撫でて一人で

考えている。

「大倉先生どうかしました?」

安田先生も私の異変に気付いたらしい。

「藤井、もう酔ったみたいで…
酷い頭痛と目眩が」

「あら…どうしましょうか。
これから3時間ぐらい道路走ってから
山道ですよ…」

「ッ…!イッ…」

バスの揺れで鋭い痛みが来た。

「ちょっ!大丈夫か!?安田先生、
ブランケットあります?」
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