先生と準備室
そう言って私の背中を支えて私の席の

レバーを下げた。

「良いです…大丈夫ッ…だから…」

先生のレバーを引く手を押し返し

首を振る。

レバーを引き直し、席を戻そうと

したけど無理だった。

「ほら、力入ってないじゃん。
良いから、横になって?」

「え、」

「周りの目なんか気にせず横になって。ね?完璧に倒したわけじゃないから負担も
無いし丁度いいから。」

確かに、完璧に倒したらベッドのようになる

けど、先生は少しだけ倒している。

先生に背中をを支えられながら倒れた

座席に横になる。

「キツくない?大丈夫?」

「はい……」
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