先生と準備室

「このままだと体の揺れ、マシになるだろう
から、このまま寝ときな。」

先生の言う通り体はあまり揺れず、

痛みも全然違って。

さっきまで寝ていたためすぐに寝れた。


寝ている時にわかった。

バスが揺れるたびに先生の手にはギュッと

力が入って私を離さないようにしてくれて

いた事を。

こんな状況、わたしから離れてって言ったの

にあり得ないよね。

「ごめんな…俺のせいで…」

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