先生と準備室
そう呟いた事を知らず

「藤井?起きれる?着いたよ」

先生に起こしてもらった。

気がつくと、外は雪景色で。

さっきよりバスの中は寒かった。

「せんせ…ありがと」

ゆっくりと起き上がりブランケットを返す

だけど先生に手を掴まれ止められた。

「これ、持っておいて。あ、座席戻すよ」

席が元に戻り、横を見るとスキーをしている

人がいたり、ソリ滑りをしている人もいた。

「藤井、大丈夫か…?」

< 291 / 417 >

この作品をシェア

pagetop