先生と準備室
まぁ私が悪いから…仕方ないよね

「じゃあ、俺行くよ?」

「はい…」

「…あ、やっぱり交代で先生が入るように
するよ思うから。声かけておくよ、心配だし」

「え、」

別に大丈夫ですよ、という私の言葉は中川

先生が閉めたドアの音で届かなかった。

この部屋、廊下にいる人の声が結構聞こえる

さっきから

「カレー美味しかったね!」

なんて、声が聞こえるし。

「ハァ…カレーならちょうど良いや」

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