先生と準備室
「傷、深いな…保健室行こう。」

「立てるか?」と先生が私の手にハンカチを

当てたまま聞く。

私はなんとか片手で体を支え立った。

「これ、使って良いから。押さえて?」

私のもう片方の手を掴みハンカチの上に

重ねさせる。

先生と保健室に行くため、廊下を歩く。

その時ーー

急に先生が私の肩を抱き寄せた。

私は先生にハグされた状態になる。

「先生?!「お前ら!廊下走んな!」

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