先生と準備室
「ねぇ…!教えてよ!先生になに言ったの!
なんで私は喋っちゃいけないの…!」

黒田くんと話してるだけなのに先生の事を

思うと目に涙が滲む。

「藤井…」

「ねぇ!なんでよ…!私…黒田くんに
何かした…?…」

「お前のためなんだよ…分かってくれ…」

「どうゆう事…!何で…何で教えてくれない
の!?」

ごめん、そう言い黒田くんは屋上から出て

行った。

その場に崩れるように座り込んでしまう。

「せんせ…お願いッ…話しかけて…」

もう、この際"数学係"としてでも良いから…
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