先生と準備室
連絡先を交換し、何故か凌久も一緒に

車を降りる。

「俺らの事言っていいかな」

「へっ!?」

私に有無を言わせないようにインターホン

を押す。

「あ、佳奈お帰り…って先生?」

「ご無沙汰しております。大倉です。」

凌久がお母さんに頭を下げ挨拶する。

「佳奈送ってもらったの?具合悪いの?!」

「いや…その…」

スキー以来、お母さんは私の体調を気にする

ようになった。

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