先生と準備室
「え!?そうなんですか!?」

「あ、はい。僕、教師やってます。
改めまして、佳奈の父です」

「だから、私は反対できないんですよ。
私と旦那さんは、先生と生徒だったんです」

「「え!?」」

私と凌久の声が被る。

「なんで佳奈まで驚いてるの」

お父さんが笑いながら言っている。

「だって、先生って事は知ってたよ!?
だけど先生と生徒って関係は知らなくて…」

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