先生と準備室
「私が先生だったこの人に恋したんです。
それで、告白して付き合ったんだよね」

お父さんに笑いかけながらそう言った。

「そうだね。俺も好きだったから」

お父さんもお母さんの肩を抱き微笑む。

「そうなんですか。じゃあ…
佳奈さんとの事は」

「「もちろん、反対なんてしません」」

2人が声を揃えて言った。

「ありがとうございます。絶対幸せにします」

「わかってますよ。そんな事。
なんて言ったって"佳奈の初恋の人"
だものね。ねぇ?佳奈」

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