先生と準備室
「うぅっ…ごめんなさい…」

「何で謝るんだよ…お前は何にも悪くないよ」

「でも…ハンカチ…使えない…から…」

先生のハンカチは使えないほど真っ赤で

洗濯しても取れそうにない。

「あぁ、これか?こんなの良いんだよ」

先生は私の頭を撫でながら「気にするな」

と微笑んで言うけど…

どこか悲しそうな顔をしていて…

その顔を見ると余計に悲しかった。

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