先生と準備室
後輩が説明してくれる。

「大倉先生、バドミントン部の顧問になった
んですよ!先輩が休んでる時に決まった
みたいで」

「そうだよ、藤井。
俺、顧問になったんだぁ!」

嬉しそうにふにゃっと笑顔で話す。

その手にはラケット。足元はバドミントン

シューズを履いている。

「あ…そうなんですか…」

そんなの…集中できないじゃん…

だって、好きな人に教えてもらえるんだよ?

「なんだよぉ〜、俺が顧問じゃ不満か?」
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